足利事件再審公判 録音テープ再生へ 菅家さん“自白”の経緯問う(産経新聞)

 平成2年に足利市で当時4歳の女児が殺害された「足利事件」の再審公判が21、22の両日、宇都宮地裁(佐藤正信裁判長)で開かれ、当時、別の女児殺害事件で菅家利和さん(63)を取り調べた録音テープが法廷で再生される。DNA型鑑定とともに有罪の柱とされ、誤判を生んだ菅家さんの“自白”。公判では、併せて取り調べた元検事の証人尋問も行われ、うその自白が生まれた経緯が問われることになる。

 録音テープは120分テープで15本あり、3年12月20日から約1年間、取り調べ約25時間分を収録。同地裁によると、再生されるのは、森川大司元検事の取り調べ分で、初公判直前の4年1月28日、同2月7日と、菅家さんが公判で否認に転じる直前の同12月7、8日の計4本(約8時間分)という。

 弁護団が裁判所に提出した資料などによると、12月のテープには、菅家さんが一度は否認しながらも、DNA型鑑定の結果などを示されて検事から追及され、再び「自白」する様子が収録されている。こうしたうその自白が法廷で再生されるのは極めて異例。さらに22日には、森川元検事の証人尋問が行われる。

 テープの再生を求めてきた弁護団は「どのような経緯でうその自白に追い込まれたが分かる衝撃的なテープ。検事の取り調べで菅家さんは自由に供述できなくなり、公判での自白を導いている」と指摘する。一方、地検側は「取り調べのプロセスに違法な点はなく、自白は菅家さんの任意によるものという主張は変わらない」としている。

受刑者129人が胃腸炎、ノロウイルス検出…宮城(読売新聞)
腰抜けではない!民主議員が産経コラムに反論(産経新聞)
仮面夫婦TOSHIと香夫人 応援団もつくドロドロ合戦(J-CASTニュース)
<バンクーバー五輪>にぎわうリンク 早くも祭典ムード(毎日新聞)
積み上げられる子供の遺体 死者10万人以上か ハイチ大地震(産経新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。