九州「正論」 横田さん夫妻講演 「侵略の危機 教えて」(産経新聞)

 北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん=拉致当時(13)=の両親、滋さん(77)、早紀江さん(73)夫妻が12日、「ブルーリボンに祈りを込めて」と題して講演。めぐみさんの失踪(しっそう)当時を振り返りながら、拉致問題の早期解決を訴えた。福岡市のホテルニューオータニ博多で開かれた、第251回全国縦断「正論」九州講演会(産経新聞社、九州「正論」懇話会主催)での講演。

 講演で滋さんは「めぐみは、いなくなる2日くらい前にバドミントンの強化選手に選ばれたばかりだった。練習が長引いているのかとも考えた」と行方不明になった日を振り返り、人捜し番組に出演するなどして捜し回った日々について語った。

 早紀江さんも「新潟の海の色、泣き続けて捜し回った海岸…。あの日の夕方のことは思いだすのもいやです」と話し、「拉致問題は(拉致された)一人一人だけの問題ではない。日本が侵略される危険をはらんでいるということを子供たちにも教えていかなければならない」と訴えた。

 また、脱北者らから伝え聞いた北朝鮮の庶民の窮状にも触れ、「そうした国がすぐそこにあるということを真剣に考え、北朝鮮の方々にも本当の自由が与えられるようにしなければならない」と呼びかけた。

 安倍晋三元首相も夫妻の講演後にあいさつ。「北朝鮮に善意を示しても善意で応えることがない」としたうえで、「解決方法は『圧力と対話』しかない」と強調した。

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